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社長のコラム 「しゃコラ」

平和ボケを反省

2023-11-18
ロシアのウクライナ侵攻が収まらない中、こんどは、イスラエル・パレスチナ情勢が最悪な状況になりつつある。どちらも平和なニッポンで暮らす私には難解で厄介な問題だ。

さて、ちょっと気の長い話を…。

ニッポンの人口は年々減り続け、このままいけば将来的に消滅するかもしれない。人類全体に目を向けても、「太陽の寿命」はあと50億年とされており、未来の私たちの子孫が「絶滅」することは宿命づけられているともいえる。
世界中で都市化が進み、科学技術の進歩で「家畜化」し、他者への攻撃性を減らして身も心も「ツルツル」になって、どんどん子供を産まなくなる人類は、積極的に絶滅への道を歩んでいるのだろうか。

しかし、それは必ずしもネガティブなことじゃない…。

人は都市や機械などに反して「野生」に憧れる部分もあるけど、ある意味では暴力的な自然や動物から距離を取り、テクノロジーの中でそれなりの豊かさを享受している面もある。
生物として最悪の「絶滅」という結果すら、頭の片隅に置いて生きることができるのが人間だ。
その視点から眺めると、地球温暖化や人口減少といった人類存続にとっての喫緊の課題もまた違った様相を呈する。

いつかはすべてが終わる…。

こう考えれば余分な力が抜けて、今見ている世界の在り方が少しは変わるかもしれない。
ウクライナやイスラエルで殺し合いをする意味などない事に気づいてくれるかもしれない。

でも、さすがに現地で今、こんな思考は到底無理な話。平和なニッポンにいる私だから言えること。平和ボケといわれてもしょうがない。
遠い国の出来事としてしか消化できず、イマイチ問題の焦点が定まらない自分自身の平和ボケを反省。
社長のコラム 「しゃコラ」
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