◇ 私たちの目標 ~未来のためにみんなでいっしょにSDGs~
持続可能な開発目標(SDGs)とは
2015年9月に「国連持続可能な開発サミット」の成果文書として、「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。アジェンダは、人間、地球および繁栄のための行動計画として、宣言および目標を掲げました。この目標が、17の目標と169のターゲットからなる「持続可能な開発目標(SDGs)」です。今後のサステナビリティを考えるうえでの世界の共通言語として位置付けられるものといわれています。2030年までに、政府、企業、地域社会のあらゆる人が、SDGsを実現するための役割を担っています。
- 貧困をなくそう
- 飢餓をゼロに
- すべての人に健康と福祉を
- 質の高い教育をみんなに
- ジェンダー平等を実現しよう
- 安全な水とトイレを世界中に
- エネルギーをみんなにそしてクリーンに
- 働きがいも経済成長も
- 産業と技術革新の基盤をつくろう
- 人や国の不平等をなくそう
- 住み続けられるまちづくりを
- つくる責任つかう責任
- 気候変動に具体的な対策を
- 海の豊かさを守ろう
- 陸の豊かさを守ろう
- 平和と公正をすべての人に
- パートナーシップで目標を達成しよう
◇ 企業とSDGsの関係
社会の変化により、我々企業に求められることは変わってきました。長い時間軸で将来を見通す中で、時代は企業がSDGsに取り組むことを求めており、そのため、企業は自社の取り組みを発信する必要性が増しています。また、重要性を広く社会に啓蒙する役割も担っているのです。
企業活動は環境や社会、経済の問題と深く関係しています。 例えば、どのような企業もエネルギーの問題を無視することはできません。 物流業界は直接的に移動にエネルギーを消費しますし、IT企業も電力インフラがなければ事業の継続は不可能です。 一方、エネルギーを利用することで温室効果ガスを排出してしまうという問題もあります。 こういった問題にも配慮しながらエネルギーを持続可能な形で確保し、適切に使うことは企業にとって重要なテーマなのです。 また、企業は事業活動と直接関係がないテーマにおいても、取り組みが求められています。 サステナビリティを推進する上で、企業が利益の一部を社会貢献活動に費やしたり、経営者が従業員や取引先とフェアな関係を築いたりすることは、今や社会の一員としての務めなのです。
◇ 私たちのSDGsへの取り組み
【働きやすい職場環境づくり】
私たちは、創業以来、チームワーク第一主義の考え方のもと、社員が真の「和」の精神に基づき切磋琢磨することで個人の能力・スキルを高め、また社員一人ひとりの労働意欲を高める環境づくりを行ってきました。労働人口減少社会で事業を継続していくための働き方改革は、「働き手の確保」だけでなく、「一人ひとりの生産性向上」という視点からも、喫緊の課題のひとつです。今後も職場環境の整備と社員の働く意欲、能力向上のための取り組みを推進し、働きがいのある人間らしい職場環境を目指します。
【地域社会への貢献】
地域社会との共生を図りながら事業活動を通じて社会課題を解決していくことは重要です。私たちはこれを企業の使命・責任と考え、全力で向き合っていきます。同時にビジネスチャンスでもあります。社会課題に応えれば、画期的な商品、サービスに結びつくからです。SDGsを自らの経営に取り込もうとする考えに近く、それは、社会課題に対する活動を支援したいという思いと、私たちの活動に共感してくださる方々とより多く繋がりたいという2つの目的にも続いていきます。
【食と健康テーマ】
【安心安全・環境への取り組み】
特に食品業界は、多くの自然資源と人的資源に支えられて成立していることから、SDGsが達成されずに環境と社会が不安定になることが、ビジネス上のリスクに直結しています。企業としてSDGsとの接点を自ら見つけ出し、体験や希望を交えて紐づけることが、他人ごとではなく自らのことにするために重要です。
環境への取り組みは、エネルギー問題への取り組みであり、私たちにもできることはたくさんあります。私たちは事業活動を通じて「環境と事業活動の調和」を目指し、安心安全な持続可能な社会を目指します。
◇ 持続可能な社会を目指す呉乾物の活動内容
最後に
SDGsに取り組めば取り組むほど、今まで見えていなかった課題が見えてきます。課題解決に向けた活動は社会貢献のみならず、新たな顧客やサービスを生み、ひいては食品業界全体の発展にもつながるはずです。
私たちの目標は、SDGsに取り組むことによって食品流通業界に新たな価値を提供することでもあるのです。