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社長のコラム 「しゃコラ」

缶詰の醍醐味

2024-05-08
パカッと開けて、すぐ食べられるのが缶詰の醍醐味。
だから、手間や時間をかけ過ぎることはしたくない。でもちょっとだけ、パパッとひと手間加えるだけで魅力倍増。それでグッとうれしくなる、味が引き立つ、酒が進む。

缶に詰めて密封することで食品の長期保存を可能とする「缶詰」。東日本大震災以降、「いざという時の備え」として自宅や職場などに常備されている例も少なくないだろう。

昔は缶詰といえば、フルーツ缶や緊急時などの備蓄用という認識が一般的で、種類やカテゴリーも限られていた。だが、今や「缶詰でないものはない!」というぐらい種類が豊富になった。
パン、ケーキ、おでん、唐揚げ、焼きそば、ごはん、たくあん、ポテトサラダ、たこやき、だし巻きなどなど。もうなんだって缶詰にしてしまうニッポン人にあっぱれ。現在も、バリエーションはもちろん、味も格段にアップし、進化し続けているのだ。

いつでも好きな時に食べられるようにするため…という、言われてみれば当たり前の理由だが、缶詰市場には本格的な「グルメ缶」の新メニューが花盛り。本格京風だしが旨い『だし巻き缶詰』や、大阪名物がそのまま缶詰になった『たこ焼缶詰』などなど…こんな状況を見ると、缶詰の担う役割も少し変わってきたのかもしれない。

そもそも缶詰は、皇帝ナポレオン率いるフランス軍の保存食として開発されたと言われている。それから200年を経た今日、缶詰は世界中に広がり、単なる保存食の域を超えて料理のバリエーションを豊かにするものへと変貌を遂げている。現在、コロナ禍の経験からイエナカ需要などの後押しもあり、改めて缶詰が注目を集めている。

そんな缶詰に、ふと疑問が沸いてきた。そもそも「缶詰になる食品」と「缶詰になっていない食品」。この差って何なのだろう?缶詰に出来ない理由があるはずだ。

また、中身が見える透明の缶詰。こんなのを開発したらノーベル賞モノかもしれない。でも、見えないから開ける楽しみがある缶詰が中身が最初から見えてたらどうだろう。う~ん、でもやっぱり見れるもんなら見たいと思う。

単なる保存食にとどまらない「進化系缶詰」の登場。普段の食卓はもちろん、酒のつまみやアウトドアなど、さまざまなシーンで重宝する缶詰の奥深き世界をとくとご堪能あれ!


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