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社長のコラム 「しゃコラ」

流されない生き方

2024-07-14
人間年取りゃ価値観のアップデートも必要。"あの頃のまんま"ではいろんなピントがズレてくる。そんなピンぼけオヤジにならないために、ちょっとだけ言わせてもらっていいですか!?笑

本来、人はそれぞれ違う価値観を持っているもの。でも、決してひとりでは生きていくことはできなくて、それゆえに何かしら他人と関わりを持ちながら生きていかなければならない。個が集まり群れができると秩序を保つために決めごとができ、個の価値観のすり合わせから生じた考え方や行動の基準が出来上がってゆく。その共通の価値観の枠を外れて生きることは中々に難しいし、何よりも勇気がいる。だから波風立たせず〝普通〟でいたいと…。

でも誰であれ〝普通〟でいることは難しい。なれそうでなれない普通の人。ああ〝普通〟ってなんだろう…。どうやら、ちゃんとした定義がないみたいだ。

人と違うことをしている者を排除し、ワル者にするのは簡単だ。しかし、他の皆がやっていることが間違っていると疑うことも忘れてはいけないと思う。誰でも様々な情報をネットで簡単に手に入れることができ、安易に流されてしまう傾向が強い今の世の中に、大切な考え方だろう。

人と同じようにしておけば、良い面もたくさんあるけど、時にはお互いに対する厳しさや、視線への恐怖、同調圧力といったマイナス面に悩まされることも少なくない。「みんな同じ」が前提で「共通の時間を過ごしている」という意識があるため、突出すると「なんであいつだけ」というひがみやねたみにつながってしまうことも…。「自分は自分」とならないのがニッポン社会なのだ。やれやれ、分析するのも疲れる。

コロナ禍の経験の中から求められた新しい生活様式は、ニッポン社会が維持し続けてきたそんなルールを緩める役目を果たしてくれた。これまでがんじがらめになっていたルールを少し緩め、人と人が緩くつながる。自分が知らず知らずのうちに縛られていたものの正体がいったい何なのか、この際、しっかり見極めたい。

私は、〝普通〟の意味は自分で決めるべきだと思う。そして自分が世間の多数派でなくても、どこに行っても自分の思う〝普通〟の意味を変えないでほしい。「自分の普通」を目指す。
そこで何が有効になってくるかというと、“したたかさ”じゃないだろうか。
年を重ね、自分には自分の生き方があると、今日を大切に自分らしく生きていきたいと今更ながら思う。

“したたか”って、悪い意味でよく使われるけど結構いい言葉だと思いませんか?



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