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社長のコラム 「しゃコラ」

ハッピーな国、ニッポン!

2024-12-27
忘年会、クリスマスもひと段落。何かと飲む機会の多かった12月。

「とりあえずビール」に始まり、焼酎、ウイスキー、ワイン、日本酒と、ニッポン人は何種類ものお酒を同時に飲む。いわゆる「ちゃんぽん」。これはニッポン独特の飲み方で、ほとんどの外国の人たちは保守的だからか、自国のお酒しか飲まないらしい。
我が家の冷蔵庫には、各国のお酒が仲良く共存し、缶ビールと缶チューハイがバッチリ冷えている。日本酒もワインも常にスタンバイOK。こうした混合飲酒文化は、近隣の韓国や中国と比べてもそうで、世界でも珍しいとのこと。    

ウイスキーは本来スコッチ、つまりスコットランドの酒。イングランドにもウイスキーはない。ましてや、フランス産ウイスキー、ドイツ産ウイスキーなど聞いたことがない。しかし、ニッポン人は純国産のモノ凄いウイスキーを造っている。それどころか、ニッポン人はワインもウオッカも上手に造るし、ビール造りのセンスは世界的にもズバ抜けている。ニッポン人は、外国のお酒をニッポンの風土の中で、見事に洗練、進化させたのだ。

一方、ニッポン人は酒が入ると、すべてが「ウチ」になってしまう。忘年会で酒を飲むと、気が緩んできて「これくらい言ってもいいだろう」と酒の力を借りてモノを言うわけだ。欧米人だったら激怒するようなことも、ニッポンでは「酒の席のこと」として許される。多少傍若無人な行動をとっても、酔っ払いなら咎められない。ニッポンは、酔っ払いに寛容な“飲酒天国”なのだ。呑み助の私にとっては非常に暮らしやすい国である。笑

ニッポンの混合文化は酒だけではない。ハロウィンやクリスマスなどの外国の宗教行事も見事に取り入れて新たに自国のものとして生まれ変わらせ、賑やかなイベントにしてしまう。街を歩けば、無数のレストランがあり世界各地の料理とお酒を楽しむことができる。しかも、何を食べてもそれなりにおいしいのだ。

また、ニッポン人は屈託がない。いいと思ったものは、素直に採り入れるし、それがまた様になる。酒をおいしく飲む方法もちゃんと知っている。こんな「ハッピーな国」は、世界中探してもない!ニッポンだけだ!

そんなふうに思えば、忙しい師走を迎えても、何だか良い年が迎えられそうな気がしてきた。
年が明ければ新年会が待っている。来年もおいしいお酒が飲めそうだ。

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