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社長のコラム 「しゃコラ」

新しいのに懐かしい台湾

2024-08-29
ニッポン人は「台湾」と聞いてまず何を思い浮かべるのだろう?

私は、小籠包などの美味しいメニューや、夜市のB級グルメ、ノスタルジックな雰囲気を味わえる街「九份老街」などを連想する。中には「親日」という言葉が思い浮かぶ人や、うちの奥さんみたいに「足つぼマッサージ~!」なんてイメージする人もいるかもしれない…。

国内も考えたけど、飛行機代やホテル代を考えると「台湾の方がコスパいいじゃん!」てことで、今年のお盆休みは、家族で台湾へ。いゃ~、久しぶりに訪れたビッグシティ・台北の街の変貌ぶりにホントびっくり。あまりの変わりように呆気に取られ写真をあまり撮れなかった…。

今回訪れてみて感じたのは、都市部では一番に「人を中心としたまちづくり」が考えられてて、それと調和するように移動手段が存在している事。また、鉄道やバス、自転車といった移動手段についても人が乗りやすいよう(乗り継ぎしやすいよう)な工夫がちゃんとされていて、アプリや案内表示などのソフトウェア施策だけでなく、道路や駅、専用バスのりば等、ハードウェア施策も行政主導で実施されている感じ。

台湾の公共交通やまちづくりにおける行政のかかわり方は、欧州に近いものを感じる。特に都市部では民間主導で公共交通を整備してきたニッポンとは大きく違う。でも、ニッポンで社会問題となっているバスなどのドライバー確保については、台湾でも不足している報道もされてて、ニッポンと共通課題もあるようだ。

台北では異国情緒たっぷりのエキゾチックフードや、本格的な台湾B級グルメも楽しめる。美食の激戦区と言われる台北。台北を訪れる人なら誰でも、台北の食を攻略するための独自の必食グルメリストを持っているはず。台北の街角、路地裏に分け入り、本格的な台湾の味を発掘。夜の帳が下りると、飲食屋台が次々に出現。台北の夜市は美食のカーニバルのように、さまざまな街角B級グルメが並ぶ。夜市では飲食を楽しみながらショッピングもでき、途絶えることのない人波で夜遅くなっても熱気は冷めない。夜市の屋台からミシュランの星付きレストランまで、あらゆる美食をチェックし、各地区の話題の味を食したいものだ。

ただ注意事項としては九份、十分、迪化街、夜市など、まだまだカード決済ができないところも多く、多めの現金への換金が必至。そして何より車やバイクには注意が必要。どちらかというと車両優先で台湾の人はハンドルを握ると性格が変わってしまうみたい…。また、あくまでも個人的な意見ですが台湾の人は、すごく愛想がいいか、まったく愛想がないか、どちらかで極端な気がする。これって“台湾あるある”!? 

いずれにしても、台湾の人は基本的に「親日」なので、ストレスは感じない。今回、MRT(地下鉄)で悠遊カード(EasyCard)を失くしてしまって焦ったけど、駅員さんの対応も良く安心して相談できる国民性。ひと昔前のニッポンのような、どこか懐かしいものを感じるモノや場所も多く、きっと誰でも台湾には親近感が湧くと思う。

LRT(高速鉄道)が全線開業したらまたゆっくりと行きたいと思う。台湾の他の都市についても、まだまだ気付いていない事が多くありそうなので、時間をかけ訪れて色々と発見してみたい。皆さんも是非、ちょっとした休みを利用して近い台湾を訪れてみてはいかがでしょう?

新しいのにどこか懐かしい今のアジアの多元性とパワーを感じる刺激的な旅ができますよ。

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