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社長のコラム 「しゃコラ」

問われた皇族の人権

2021-11-02
ご婚約内定会見から早4年。多くのバッシングを受けながらも小室圭さんと眞子さんが、10月26日、再び揃って公の場に立った。逆境でもブレることなく意志を貫いて退路を断ち示した覚悟には、もの静かではあったけど、お二人の強い結婚への決意を感じた。

プリンセスとして生まれた皇室を捨ててまでも自らの自由を手に入れたいという想いと行為は、本来なら世界中から支持される物語のはずなのに…。前途多難の新婚生活を前に、心配する国民に向けて、プリンセスとしての最後のメッセージは「結婚は必要な選択」。眞子さんはそう繰り返し国民に理解を求めたが、残念ながら祝福ムードは高まることはなかった。

ネット社会の世の中でも国民は、皇族だけは昔のアイドルみたいに、ひたすら品行方正に生きることを求めている。絵巻物の世界にでも押し込めておきたいのだろうか。でも皇族も私たちと同じ生身の人間。だからドロドロした感情や、辛さや悲しさも抱えて当然。今回の眞子さんの件も、小室さんのお母さんと元婚約者の問題も、すごく人間臭く、私たちと何ら変わらない証だ。

なのに一部の国民は皇室に生まれた眞子さんの人権もプライバシーもすべて奪う誹謗中傷を繰り返し、小室圭さんを「相応しくないお相手」と言っていることが、どれだけ暴力的な行為かがわかっていない。皇族でいることは特権ではなく、むしろ言い返せない弱い存在なのだ。皇族だからといって〝私〟を抑えつけてまで〝公〟に奉仕しなければならないわけではないはずだ。

国民に癒しを与え、国のために公務をされてきた方を、税金泥棒などと揶揄して、一時金を辞退するような立場に追い込む社会はやはり異常だ。丸腰の身ひとつで、しかも海外に放り出すということを国民の総意でやってしまったのだから…。原因は今のこの国の歪んだ世論の存在にある。反論の場が限られる二人への、正当な批評・言論の自由を超えた報道が多すぎると思う。

「多くの人が納得し喜んでくれる状況」とはいかないまでも、若い二人の門出に対し、せめてもう少し配慮はできなかったものだろうか。この機会に、眞子さんだけでなく、今後の皇室の在り方の本質的な見直しは必要だろう。

唯一の救いは、秋篠宮さま、紀子さまとの挨拶を終え、思わず妹の佳子さんが「別れのハグ」をしたシーン。
私はこの家族の営みを見て、今回の結婚はこれで十分だと思った。私たち庶民と何ら変わらない皇族の姿を確認でき、やっぱり家族とはこういうものだと少しほっとした。

二人にとって本当の困難はこれからだ。二人で幾多の困難を乗り越え幸せに暮らしていけば、今は祝福していない人も、きっとお祝いの気持ちを持つようになるだろう。山あり谷ありの苦労を経た人生の成功物語が、私を含めニッポン人は何よりも大好物なのだから…。

どうか末永く、お幸せに。
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