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社長のコラム 「しゃコラ」

Go To ニューイヤー

2020-12-21
2020年もいよいよ残すところあと数日。新型コロナウイルス一色となった今年は、例年以上に時の過ぎゆく速さを実感している人も多いのではないだろうか。

今年の流行語大賞も「3密」に決まった。クラスター、ステイホーム、リモートワーク、ニューノーマル、ソーシャルディスタンス等、今年ほどたくさんの聞きなれない流行語が生まれ、たくさんの人がそれを使った年もなかっただろう。

歴史の審判を待つまでもなく、2020年が世界史年表に特記される年になることは間違いないと思う。かつてジョージ・オーウェルが、「1984年」という年号そのものをタイトルにした小説を出版したように、この先、著名な作家が「2020年」という作品を発表する日が来ても不思議ではない。それほど衝撃の強かったこの1年は、世界の動きをものの見事に鈍化させ、その結末はまだ見えてこない。

だが、だからこそ「新たな発見があった」という経営者がいることも事実。世界中が様々な我慢を強いられているからこそ、本当に必要なモノ、時代を超えて輝き続ける価値やスタイルを再発見することが出来きるのかもしれない。いつの時代にもそれは不変で、コロナ禍の中でも消えることはないのだろう。

コロナ禍によって変化した生活様式への対応に追われ、振り返ってみれば厳しい、しかし考えさせられることの多かった2020年が幕を閉じようとしている。テレビをはじめ、各メディアによるコロナ禍の1年の総決算が始まり、同時に来年がどのような年になるか、といったことを著名人たちが予測を始める。

しかし、昨年の今頃、年が明けたらコロナウィルスが大流行し、オリンピックが延期になったり、世界中がこんな事になることをいったい誰が想像しただろう…。コロナ禍によって安全か経済かという、究極的で根源的な問いを突きつけられたら、もう誰も来年の見通しを語ることなんかできる訳がない。グローバル化の「負の側面」を浮き彫りにしたコロナ禍によって、我々の想像を遥かに超える未来が待っている事だけは間違いない。

そうは言っても、新しい年の「希望」を信じつつ、皆様のご多幸を心よりお祈り申し上げます。
社長のコラム 「しゃコラ」
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